
真のバリアフリーを目指して(その実態は?):盲導犬同伴で入店拒否。健常者からの不法バリア
もし、あなたが、または、家族が
「入店拒否」
されたら・・・。
あなたは、どうしますか?どう思いますか?
人はみな、その当事者とならないと実感し難いというのがほとんどでしょう。
私は、ピコピコを発足してから、
さまざまな障碍特性の当事者(高齢者も含めて)さんとご家族と接していますが、
今年は5月の総会後の懇話会に引き続き、ピコピコの会員だけでなく、
いつも利用してくださっているかたと、
そのご家族をお誘いし、「忘年会」を開くことになりました。
場所は去年と同じ、大和の和風バイキング「M」という店。
参加者として、来年度からの障碍者支援事業の一つにご参加いただくことになった、
視覚障碍者のTさんにもお声をかけ、快く応じてくださいました。
ただ、こちらの配慮としてTさんは、普段盲導犬の介助で外出されているので、
盲導犬の同伴でいらっしゃるのか?を確認し、店にも事前確認をし、
今回は、夜間なので同伴せずにいらっしゃるという話しで準備を進めていました。
しかし、当日駅まで迎えにいったら、盲導犬と同伴されて、その店に話すと即刻「入店拒否」をされたという経緯です。
この店のオーナーという女性と話し、
Tさんは、「法律違反」(入店拒否が)であることを主張し、
盲導犬と入店させなければ訴えるとまで仰り、
かなり興奮なさっていましたが、私と送迎ガイドの協力をしてくれたメンバーとで30分ほど店の玄関前で説得し続けました。
オーナー:「予約の時点で、盲導犬同伴ではなく、ガイド(ボランティア)と同行ということだったのでは?」
と、今の状況に対応せず、
オーナー:「普通の飲食店と違って(バイキング形式で)料理が表にでているから衛生上に無理です」
Tさん:「盲導犬は定めを守って清潔にしている」
私:「盲導犬が歩き回ることはないし、人が外から運んでくる目に見えないウィルスはいかがなものか?人が歩きまわる方がよっぽど不衛生。この店を利用する人はそれを納得してきている。それに私たちが料理を運ぶ手伝いをするのだから問題はないのでは?」
と話しても、
オーナー:「わんちゃんを玄関の外につないでおくのはどうか?」
とか、
オーナー:「中にあるバックヤードのスペースにつないでおくのはどうか?」
と言ってきて、盲導犬のことを「わんちゃん」と呼び、
一般家庭で飼っている犬と混同していると指摘しましたが、
一向に対応を変えず、あくまでも同伴には応じることはなく、
Tさんを予約席へ案内することができず、結局ご自宅へ帰っていただくことになったのです・・・。
(この間、30分ほどでしたが、しびれを切らしたメンバーも数名現れ、
幹事もあたふた。もうぐちゃぐちゃ。。。)
Tさんと盲導犬の後ろ姿を見て、悔しくて悔しくて、こらえ切れず涙があふれてきました。
自分の力不足、腑甲斐無さ、情けない気持ち、本当に申し訳ない、という想い、
自分の立場だったら、これでいいのか?という気持ちになり、
そして、最大の憤り、この店(オーナー)の対応への怒り、です。
今まで、こんなことがあると思ってもいませんでしたが、
私たちが想像できない、知りえないこと、は数えきれないほどあると思います。
今回、もう二度とこんなことがあってはならないと痛感しましたし、
今後改善しないといけないことと気が改まりました。
「身体障害者補助犬法」を調べました。
厚生労働省の(
「身体障害者補助犬法」のサイト(別ウィンドウで開きます))で確認しました。
第四章 施設等における身体障害者補助犬の同伴等は、次です。
第7条から第14条(別ウィンドウで開きます)
一部抜粋
「第九条 前二条に定めるもののほか、不特定かつ多数の者が利用する施設を管理する者は、当該施設を身体障害者が利用する場合において身体障害者補助犬を同伴することを拒んではならない。ただし、身体障害者補助犬の同伴により当該施設に著しい損害が発生し、又は当該施設を利用する者が著しい損害を受けるおそれがある場合その他のやむを得ない理由がある場合は、この限りでない。 」
これは、平成15年10月、「身体障害者補助犬法」の完全施行により、
すべての店舗や施設において補助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬)同伴者の受け入れが義務づけられた。
ことになり、
補助犬同伴を拒むことは、同伴者である障害者を拒むのと同じ。」ということになるそうです。
喩えでは、介助犬を拒むのは、「車椅子に乗るな」というのと同じ。
「メガネをかけるな」というのと同じ。
もしも、あなたが・・・。もしも、家族が・・・。
私(ピコピコ)は、「ノーマライゼーションの理念」(障碍者と健常者、お互いが特別に区別されることなく、社会生活を共にするのが正常なことであり、本来の望ましい姿であるとする考え方。またそれに向けた運動や施策)に基づき、活動を推進していますが、
この店の対応は、人権擁護法にも反する行為だった言えます。
(今回、勉強不足だったのですが)
本日、保健所に確認して電話をくださるというオーナーの連絡はなく、
どうしたのでしょうか?
このままですと悪質な事業主となりかねませんが、
誠意ある対応(経営改善も含めて)があることを望んでいます。
この日、気持ちを切り替えてテンションあげあげ〜。
悪酔いをして、休日の昨日、久しぶりに二日酔いで散々な1日(=_=)でしたが、
帰宅した私の話しを聴いて、一緒に泣いてくれた娘たち(長女と次女)、ありがとう(;_;)
母はこれからもがんばるよ!